コンバースを履くようになるまで。

数ヶ月前にCT70を買いました。 学生時代はコンバースがあまり好きではありませんでした。オーソドックスなデザインのオールスターは無難の極みなスニーカーという印象で、あまりファッションに興味がない人が履いているイメージでした(ストロークのメンバー…

形影相弔・歪んだ忌日

相変わらずサイテーでサイコー。マンネリの極み。面白くないはずがない。 形影相弔・歪んだ忌日 (新潮文庫) 作者: 西村賢太 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/12/23 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る

赤めだか

めっちゃ面白いです。爆笑の連続です。立川談志さんの言葉が重い。談志さんが厳しくもとてもキュートに描かれてて魅力が満載です。 赤めだか (扶桑社文庫) 作者: 立川談春 出版社/メーカー: 扶桑社 発売日: 2015/11/20 メディア: 文庫 この商品を含むブログ …

昼田とハッコウ

いわゆる一等賞を取れないタイプの少年漫画では噛ませ系の二番手タイプの昼田が主人公。いわゆるヒーローな感じのハッコウ。昼田に共感するし昼とと同じくハッコウには嫉妬しちゃう。 昼田とハッコウ(上) (講談社文庫) 作者: 山崎ナオコーラ 出版社/メーカー…

素晴らしい新世界

どちらかというと1984より素晴らしい新世界の世界の方が実現しそうに思えました。格差社会がどうのこうの言われますが、生まれ方の時点で格差つけられ、さらにその格差が気持ち良いように洗脳までさせられる徹底ぶり。タイトルは皮肉なんだろうな、と思って…

ブライトン・ロック

リバティーンズのピート・ドハーティが好きな本にあげているのを見て読みました。不良だけどピュア(童貞)な青春小説ですね。カッコ良いです。 ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション) 作者: グレアムグリーン,丸谷才一 出…

友情

主人公が惚れている杉子の言動に過去の自分の恋愛におけるうまくいかなかった際の異性の言動が重なり読んでいて辛くなる。ひたむきに杉子を思い、ちょっと優しくされると舞い上がり幸福になる主人公に共感するとともに打ちのめされる姿になんとも哀しくなり…

ラブイユーズ

町田康さんがオススメしていたので読みました。 後半の善人をこれでもかとないがしろにした悪と悪の戦いに目が離せません。 一番印象に残ったのは、ラブイユーズに惚れ込みすぎてラブイユーズなしでは生きていけなくなりいいように扱われるルージュおじさん…

不思議の国のアリス

正直ちょっと読みにくかった。 不思議の国のアリス (新潮文庫) 作者: ルイスキャロル,金子国義,矢川澄子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1994/03/01 メディア: 文庫 購入: 11人 クリック: 140回 この商品を含むブログ (103件) を見る

ノルウェイの森

主人公が思いを寄せる女の子の思考は、うまく言い表せない分痛いほど伝わってきた。あの世とこの世の間で揺れているような話でした。 ノルウェイの森 上 (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/09/15 メディア: ペーパーバック …

デッドデッドデーモンズデデデデストラクションデッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 1 (ビッグコミックススペシャル)作者: 浅野いにお出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/09/30メディア: コミックこの商品を含むブログ (17件) を見るデッドデ…

自負と偏見

自負と偏見 (新潮文庫)作者: ジェインオースティン,Jane Austen,小山太一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/06/27メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る高慢と偏見、という訳もありどちらかというとそちらの方がしっくりくるのですが、最初の…

ZAZENBOYZ

すとーりーずアーティスト: ZAZEN BOYS出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC発売日: 2012/09/05メディア: CD購入: 4人 クリック: 49回この商品を含むブログ (54件) を見るZAZEN BOYSアーティスト: ZAZEN BOYS,向井秀徳出版社/メーカー: MATSURI STUDIO発売日…

相対性理論@20150322

ジェフミルズさんとの対ばん。音と映像の使い方が面白かったです。セトリとしては3回目にして初めてLOVEずっきゅんが聞けたのが何よりで、少年よ我に帰れ、ロンリープラネットのソロ曲もありとてもラッキーでした。神曲や花澤香菜さんのカバーもありました…

ソロウフェロウ@20150118

下北沢でexドーパンロックスターとバンアパ荒井さんらのアコーステイックイベント。 久々に聴いたドーパンの楽曲は懐かしく、最近の流行りの曲と比べると古いのかもしれませんが、transient happiness, Candy houseはとても盛り上がりました。荒井さんと一緒…

イワン・イリイチの死

病気にかかり死に赴く判事とその家族、同僚たちとの理解し得ない苦悩を描く作品。一見順風満帆だった人生、しかし病で苦しむときに家族でさえ、こうも理解し得ないのか、これを自分の立場だったらそんなことはない、私の家族はもっと親身になってくれるはず…

百年の孤独

読書家にとっては死ぬまでに一度は読んでおきたい本の一冊ではないかと思われる、ガルシア・マルケスの百年の孤独。すごい面白かった!というより、読み終わったぞーという達成感が勝ります。 マジックレアリズムという手法と言われる現実と幻想的な逸話が入…

Disgraceland

Strokes的なガレージロックにアメリカンな開放感を併せ持つサウンド。去年のサマソニは日付が異なり見れなかったのが残念です。1曲目のSouthern Comfort, AppleのCM曲Who needs you ?あたりが良いです。Disgracelandアーティスト: Orwells出版社/メーカー: …

大いなる遺産

訳が良いのかすごく読みやすい小説でした。小説というよりは物語という方が適切かもしれません。物語の醍醐味がすべて含まれていると行っても良いんじゃないでしょうか、とてもよくできています。また100年以上前の作品ですが、現代人にも通じる悩み、苦悩が…

2014年に読んだ本ベスト10。 「罪と罰」ドストエフスキー 「カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキー 「1984」ジョージ・オーエル 「苦役列車」西村賢太 「悪童日記」アゴタ・クリストフ 「寒灯・腐泥の果実」西村賢太 「花のノートルダム」ジャンジェネ …

舞台

舞台作者: 西加奈子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/01/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見るNHKで椎名林檎さんと西加奈子さんの対談があり、過去に何冊か読んでたのですが、久々に読んでも見ようかなと、あらすじ等をネットで見てい…

1984

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/07/18メディア: 文庫購入: 38人 クリック: 329回この商品を含むブログ (321件) を見る7,8前に旧訳版を読み始めたときは退屈で途中で読む…

カサビアン

48:13アーティスト: Kasabian出版社/メーカー: Columbia発売日: 2014/06/10メディア: CDこの商品を含むブログ (7件) を見る最近カサビアンを聞き始めました。今更ですがソニマニ行けば良かった、、と悔やんでおります。 なんというか怒りがこみ上げてくる感…

花のノートルダム

花のノートルダム (光文社古典新訳文庫)作者: ジャンジュネ,Jean Genet,中条省平出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/10/13メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (25件) を見るオカマたちの間で、「てんで」という言葉が流行って、…

tyranny

Tyranny [帯解説・歌詞対訳 / 国内盤] (MGNF1012)アーティスト: Julian Casablancas + The Voids,ジュリアン・カサブランカス出版社/メーカー: MAGNIPH発売日: 2014/10/15メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見る来日すると知り、勢いでチケットをと…

雪の練習生

雪の練習生 (新潮文庫)作者: 多和田葉子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/11/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (8件) を見るドラえもんの世界では22世紀からやった猫型ロボットのドラえもんを見ても、誰も驚いたりせず普通の人として接している(…

アムステルダム

アムステルダム (新潮文庫)作者: イアン・マキューアン,小山太一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/07/28メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 50回この商品を含むブログ (56件) を見る死んだ女性の元恋人3人、政治家、ジャーナリスト、音楽家の絡まり織り…

TTNG,The Black Keys

Animalsアーティスト: This Town Needs Guns出版社/メーカー: Sargent House発売日: 2009/03/24メディア: CD購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見るEl Caminoアーティスト: Black Keys出版社/メーカー: Nonesuch発売日: 2011/12/06メディ…

「悪童日記」「二人の証拠」「第三の嘘」

「悪童日記」の結末を読んで、えー!?となり、続きが気になりすぐに「二人の証拠」を読むと、結末で、なぬー!となり、「第三の嘘」で、おぉ、となった。後書きを読む限りどうも最初からすべて考えていた訳ではないようだけど、構成・仕掛けがよくできてい…

罪と罰

ラスコーリニコフが殺人を犯すシーンの前後、緊迫感がすごい伝わってきました。殺人までの背景となるラスコーリニコフの思想が明らかになり、実際の殺人事件の結果とのギャップで精神的に自身で追いつめられていく、そんな中でのラスコーリニコフとポルフィ…