ショートソング

ショートソング (集英社文庫)

ショートソング (集英社文庫)

PlayboyとCherryboyの二つの視点で色恋沙汰を描いた小説。男としては正反対の二人の共通点は短歌。
小説内で読まれている短歌はすべて実在した人が読んだものからの引用みたい。

短歌といっても現代チックといいますか、内容もさまざま。ロマンチックなものから、情景が浮かぶもの、下ネタなど。なかなか個性的で素敵なものが多かったです。

気持ちを五七五七七で制限があるので表現するのは難しく伝わりにくいような気もしますが、実際は五七五七七で読むと、リズムがあり語呂がよくてその分印象に残ります。

何か出来事があると、その時の気分やらを読むってなんか古典みたいで洒落てます。