Q&A バゴンボのかぎタバコ入れ

死因不明社会―Aiが拓く新しい医療 (ブルーバックス)

死因不明社会―Aiが拓く新しい医療 (ブルーバックス)

解剖やAiの制度仕組みの重要性をひたすら訴えてます。個人的には、Aiのシステムよりもそこで使われる画像診断装置についてもう少し詳しく述べて欲しかった。

Q&A (幻冬舎文庫)

Q&A (幻冬舎文庫)

おもしろいです。Mの事件よりも、それを受けた人間のほうに事件性があるということがおもしろい。
質問者と事件に関係する人の対話形式で進んでいくのですが、おそらく両方とも代わっていって、なんだか全員が繋がってんだか、繋がってないんだか。Mの事件に関するミステリーでその謎解きみたいな展開なんだとうなと思って読んでたら、予想だにしないところへ転がっていって・・・。

本を読むとき、また選ぶ時あらかじめあらすじなどでストーリーを読んで決めることが多いです。
なので或る程度自分の中で本の内容を想像しその枠に当てはめ読んでいることが多いです。
Q&Aは始めのあたりを読んでいるとき、質問者(たち)はショッピンセンターMで起きた事件の被害者や関係者など複数人と対話し、そこからMの事件の謎を解き明かす究明する、という展開になるのかと思ってました。しかしいつの間にか焦点がそこからズレていきます。質問者側も最初は同じ人または同じ機関やグループの人だったのが、違う立場の人になっていき、また時間も経ていき、Mの事件は結局諸説あるものの原因不明のままで、話はその関係者の人間同士の争いに話の軸が移っていきます。そういう読者の期待を裏切る先の読めない展開はこの後どうなるんだろ?とワクワクしました。
最後だけはちょっと話のテンションというかノリが違い、エンターテイメント小説な終わり方をします。

転がる岩、君に朝が降る

転がる岩、君に朝が降る

カップリングの江ノ島エスカーが好きです。ライブチケット当たって!

結構前からちょこちょこ読んでますが、おもしろいです。独特のウィットとユーモアさが好きです。ヴォネガットの小説は、現実のむごさや、やるせなさ、どうしようもなさをまざまざと見せ付けるんだけど、でもくよくよしたって始まらない、踏ん張っていこう、みたいな肯定的なとこが好きです。

フラニーとゾーイー (新潮文庫)

フラニーとゾーイー (新潮文庫)

フラニーナイーブ過ぎる。。