DOPING PANDA 2012/4/19

DOPING PANDA 2012/4/19 [DVD]

平日の東京でラストライブなんて、地方の社会人が行けるわけないじゃないかと不貞腐れつつ、ネットで配信されてたライブ映像も見ずに待っていましたがやっと見れました。

内容に関しては、特に2回演奏したcrazyはね、itunesの再生回数ダントツの一位でしたから、解散ライブとして聴くと感極まります。2回目のイントロのギターはいつもより力がこもっていてグッときました。

以下戯言ですが、anthemあたりからの迷走ぶりといいますか、自分たちでベストを尽くしても世間に思ったような評価が得られないと、余計ひねくれてもっとすげえものつくって見返すってどんどん追い込まれていってたような印象でした。本当のところはどうなのなのか知りえませんし、本当の本当のところは本人達すらわかないような気がします。このようなゴールになってしまったことは不本意でしょうし、その都度のタイミングでの振る舞いによっては、ほかにもどうにでもなった気がしますが、進んできた道が正しいもくそもないんでしょう。

ライブは他のどのバンドよりも一番楽しかったですし、もういけないと思うと喪失感と脱力感があります。こんなかっこいいバンドが解散するなんて。またぜひ表舞台に出てきてほしいです。

あと以下のro69のライブレポートの最後のコメントがすごい良いです。
DOPING PANDA ＠ TOKYO DOME CITY HALL | 邦楽ライヴレポート | RO69(アールオーロック) - ロッキング・オンの音楽情報サイト

このときの光景と思いは、あの３人のそれぞれの道の中で、メイニアたちの人生の中で、確かな力を残してゆくだろう。それは、終わってしまった恋愛がすべて無意味だったと言えるのか、果たされなかった約束に価値は無かったと本当に言い切れるのか、という意味において。