苦役列車

苦役列車 (新潮文庫)

苦役列車 (新潮文庫)

西村さんの小説の中では、「苦役列車」は女性以外の人と仲良くなろうとする気持ちが描かれていて、比較的さわやかに思える。友人やその彼女に浴びせる言葉がなんとも痛快。
「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」はぎっくり腰にうめき苦しむ中で、ゲン担ぎのよう光明を見つけるが・・・のお話で、年代で気にはかなり新しい作品。こちらも面白い。