百年の孤独
読書家にとっては死ぬまでに一度は読んでおきたい本の一冊ではないかと思われる、ガルシア・マルケスの百年の孤独。すごい面白かった!というより、読み終わったぞーという達成感が勝ります。
マジックレアリズムという手法と言われる現実と幻想的な逸話が入り交じるちょっとファンタジーな要素があり、時には面食らうような不思議な話も。また一族の登場人物が同じ名前ばっかりつけられ、もう途中から区別できなくなってきます。たぶん同じ名前の人はほぼ同一人物としてとらえて差し支えないんでしょう、作中にも、xxxという名前にふさわしい人物に成長した、旨の記載がありました。
なんとなく深沢七郎さんの笛吹き川を思い出しました。人の生死の受け入れ方、一族の衰亡を描いているあたりに。
百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)
- 作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,鼓直
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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