超老伝―カポエラをする人 (角川文庫)

超老伝―カポエラをする人 (角川文庫)

語りが絶妙。おもしろい。最後がちょっと不満かな〜
あの展開ならもう一盛り上がり期待してしまう。


愛をひっかけるための釘 (集英社文庫)

愛をひっかけるための釘 (集英社文庫)

女にとって男とは、愛をひっかけるための釘、に過ぎないという格言がイギリスかフランスにはあるらしい。でもそれじゃ哀しすぎるな。井伏鱒二さんは、さよならだけが人生だ、と歓酒という詩でいうけども(ホントは和訳だが)、中島らもはサヨナラにサヨナラだ、という。ぼくらの両手はサヨナラの手を振るためのものじゃなく、大事な人を抱きしめるためにある、て。そうあってほしいものです。


ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)

ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)

印象に残ったのは、バナナフィッシュ、笑い男、小船のほとりで、あたりです。
けっこう前に読んだのであんまし覚えてませんが。
シーモアが死ぬシーンや、笑い男の結末やそれを聴く子供達、小船のほとりで泣く子供。映像が浮かんできます。


コンプレックス (岩波新書)

コンプレックス (岩波新書)

コンプレックスについて詳しく丁寧に分りやすく説明してあります。
ユングフロイトとか心理学的なちょっと専門的なこともありますが。なかなか興味深かったです。


こころの処方箋 (新潮文庫)

こころの処方箋 (新潮文庫)

ただのハウツー本や、自己啓発本とは一線を画していると思います。まぁそんな本あんま読んだことないですが。心理学者やカウンセラーとしての河合隼雄さんの深く的を得た考えで正直ぼくの説明では恐れ多いです。なかなか考えさせられます。自分で気づくことの一歩先の考えを提示してくれているような気がします。そしてなにより分りやすいとこがいい。