gift&絵描きの植田さん

gift (集英社文庫)

gift (集英社文庫)

短編よりも短いものを掌編というらしい。SFとか恋愛とかジャンルレスで、アイデアやひらめき重視の一発物な話が多かったです。そういう非日常さは日々にちょっとしたゆとりを与えてくれるような気がします。
『あたしはあたしの映像の中にいる』『静かな歌』『夏が空に、泳いで』『ショッパーズあるいはホッパーズあるいはきみのレプリカ』『雨』『さよなら神様』あたりがおもしろかった。

絵描きの植田さん (新潮文庫)

絵描きの植田さん (新潮文庫)

普通の文庫本より良い紙使ってます。一見童話のような話ですが、実在する人の話みたいで、現代が舞台の物語です。そう感じさせない―ちょっとした昔話のような、といっても時代は分からないみたいな―とこがやはりすごくいいです。

植田さんが書いた絵に描かれている植物をや生き物をメリやみんなが見ながらその名前を言うシーンが好きです。

みんないままで知ってた?考えたことあった?
・・・中略・・・
私たちこんなすばらしい世界に住んでいるのよ!