楢山節考
- 作者: 深沢七郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1964/08/03
- メディア: 文庫
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車谷長吉さんが著書飆風にて、本書について絶賛していたので読んでみました。そういえば高校時代担任の先生か誰かがこの話について言及していた気がする。有名な小説なんですね。
とりあえずの感想が、ダブルスタンダード、嘘も方便。結局誰もが掟とか、規則に従っているし、破った人に対して、厳しく追及するけど、誰もが守りたくて守っているわけではなくて、従っているように見せているだけだったりするにもかかわらず、そうせざるおえない追い込まれたやるせない状況で、どうにかならんかね、と思いたくなる。何か良いアイデアがあればみんなハッピーになれるのになーと思うけど思うだけで、何も変わらない苦しい状況は変わらないまっま。
苦しいけど覚悟を決めるか、苦しい中もがくか、どちらにしろ中途半端が一番苦しいな。