木曜日だった男 シンシロ パームサンデー

木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫)

木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫)

最初小難しい内容で戸惑ってたけど、ストーリー展開がしていくうちに、裏の裏みたいな裏切りの連続で案外小難しいというよりはハラハラドキドキの娯楽小説でした。

シンシロ(2009年2月末迄期間限定生産価格盤)

シンシロ(2009年2月末迄期間限定生産価格盤)

まずAme(B)のアメ!の後からのギターにやられました。ライトダンスのなんだかオリエンタルなメロディーがまた癖になります。そしてセントレイの最初のシンセはたまりません。ベースもゴリゴリだし。
ネイティブダンサーはイントロのピアノからしっとりと始まり、サビでテクノっぽくなるのがこれまた心地いい。何より歌詞がいい。鬱屈なもうネガティブな気分で聞くと、本当に心に沁み渡ります。
そして後半の涙ディライト、アドベンチャー、humanとかもう最高です。全体的にオリエンタル?エスニック?なメロディーが多く、テクノとは一見相いれない気がするのに見事にマッチしています。売りの一つではないかと。特にこのアルバムではそれが目立ってます。個人的にはアドベンチャーが一番好きです。前向きな歌詞も好きだし、ノリノリな曲ですので。

「ごめんね。人間であるあなたには、百人の愛情に満ちた、気心の合った仲間がどうしても必要だけど、わたしはたった一人しかいない。努力したけど、あなたに必要な百人にはどうしてもなれなかった。あなたも努力してくれたけど、わたしに必要な百人にはどうしてもなれなかった。残念だけど、さようなら。」

孤独は一人の恋人では到底埋められるはずないし、まして物質では一時の気休めにしかならない。よくわかる。