方舟さくら丸

方舟さくら丸 (新潮文庫)

方舟さくら丸 (新潮文庫)

先が読めないストーリーで次どうなんだろうとわくわくします。設定も面白い。
実は時間的にはほんの1、2日ぐらいの出来事で、登場人物は息をつく暇もなく濃い時間を過ごし、その中でも各々が腹の中で何かを抱え、一筋縄ではいきません。安部公房らしい刺激的な言葉文章もあり、とても面白かった。