狂い凧

狂い凧 (講談社文芸文庫)

狂い凧 (講談社文芸文庫)

人の運命は、ちょっとした風で絡まり操作不能になってしまう。
戦争を体験した人が書く戦争ものは、含蓄があり、体験したことのない人が書くものとは味わいが違います。戦争がない時代に生まれたとはいえ、人の無力さは自体は今も同じなはずで、それを忘れずにいたい。