おがたQ、という女

おがたQ、という女 (小学館文庫)

おがたQ、という女 (小学館文庫)

なんというか形容しづらい話。小さいころから悟ったような性格で、天才肌の容姿端麗の女性の唯我独尊な人生の話かと思いきや、大学生になると、周りの芸術系の変人の前では没個性的で無理しているように見えてきて、男性とのかかわりなども含めいつの間にかそこらにいる今流の女の人と大差ない人物になっている。後半は読まずにはいられないほど引き込まれ、一体どういう話になるのか想像できませんでした。なんだかよくわからん不思議な話でした。