テッパン男 死海のほとり ポトスライムの船

テッパン男 (ヴィレッジブックス新書 14)

テッパン男 (ヴィレッジブックス新書 14)

水野愛也先生の女版といったろころ。ただ著者が女性である分、さらに踏み込んだ鋭い意見。

死海のほとり (新潮文庫)

死海のほとり (新潮文庫)

イエスとは実際にはどういった人だったのか。聖書と史実の違いは。イエスの話と、現代の話が交互に語られるので、
キリスト教に疎くてもとても入り込める。聖書を信じること、それとも事実を信じること、どちらがいいのか。
どっちがいいとかないんだろうけど、奇跡は起こせず、ただうまいこと利用されたに過ぎないスケープゴートなのだとしても、
この本にかかれてあるイエス像は、ただよりそうこと、それはされている側からしたらとてもありがたいことなんだろうけど、
周りからしたら、あいつは何もできないウソつきや、となるわけでして、とてもつらい。

ポトスライムの舟

ポトスライムの舟

おもしろかったです。どうしようもない日々の中に、希望を見出す。それがちょっとしたエネルギーになって頑張れる、つつましさ。
それも悪くないといったところでしょうか。