君は永遠にそいつらより若い 強く生きる言葉自虐の詩

君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)

君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)

考えすぎの優柔不断で自虐的な22歳童貞の女の子が主人公。残り少ない大学生活が惰性で進むのだけれど、
主人公の周りにはいつのまにやらリスカ、レイプ、自殺、暴力などの目をそらしたくなる被害者たちが集まってきて、その中で主人公が、人間の奥底にある微妙な感情、行動の裏側の心理なんてものを意識させられます。おもしろかった。ポトスライムより好みです。
強く生きる言葉

強く生きる言葉

何か悩みでで堂々めぐりしていたり、意気消沈しているときに読むと背中をおしてくれます。
自虐の詩 (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

自虐の詩 (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

上巻はただ新聞の四コマ漫画が続きます。そんなに面白いというわけではないです、
ただ後半から下巻にかけて、幸江の過去などが語られるにつれて、いつのまにか引き込まれてしまいました。
未だ見ぬ母への手紙は内容が秀逸。