日本の小説
梅崎春生 (ちくま日本文学全集)作者: 梅崎春生出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1992/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (2件) を見る講談社文芸文庫のものと半分くらい被っている。 輪唱、春の月が印象に残った。どちらも登場…
引越貧乏 (新潮文庫)作者: 色川武大出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1992/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る『第三の男』『引越貧乏』が特に良かった。『第三の男』はエリートではないが下世話で実のある生き方をし…
お父さん大好き (文春文庫)作者: 山崎ナオコーラ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/03/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る芥川賞の候補作「手」は、彼女がいるとわかってて男と関係を持ち、不倫をして、一人の人と愛し合うより、自分に…
クォンタム・ファミリーズ (河出文庫)作者: 東浩紀出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/02/05メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (15件) を見る三島由紀夫賞受賞作にも関わらず、SFど真ん中の内容。意外です。 作中にも出てくるが、村…
桜島・日の果て・幻化 (講談社文芸文庫)作者: 梅崎春生,川村湊出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/06/05メディア: 文庫 クリック: 19回この商品を含むブログ (20件) を見るボロ家の春秋とは違った印象ですが、面白いです。 ・風宴 ボロ家の春秋などに近い…
遠景・雀・復活 色川武大短篇集 (講談社文芸文庫)作者: 色川武大出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/11/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る"走る少年"、"陽は西へ"、"虫喰仙次"、"雀"、"疾駆"が良いです。 雀にで…
ボロ家の春秋 (講談社文芸文庫)作者: 梅崎春生出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/01/07メディア: 文庫 クリック: 16回この商品を含むブログ (20件) を見る全編を通じてなんだか妙だなぁと思ってしまいました。主人公の視点からみると一枚の薄い膜に覆われ…
空白を満たしなさい作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/11/27メディア: 単行本（ソフトカバー）購入: 17人 クリック: 600回この商品を含むブログ (62件) を見るドーンにも出てきた分人という人間の心の在り方・考えをさらに一つ先に進めた…
私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/09/14メディア: 新書購入: 19人 クリック: 299回この商品を含むブログ (78件) を見るドーンで出てきた分人主義について解説されてあります。 個人…
猫のあしあと (講談社文庫)作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/12/14メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見るゲンゾーくんの話が一番印象に残った。猫としては盛りの13歳で前触れなく突然亡くなっゲンゾー。当たり前だ…
ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)作者: 森見登美彦,くまおり純出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/11/22メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 459回この商品を含むブログ (71件) を見る森見さんと言えば、腐れ大学生や黒髪の…
芽むしり仔撃ち (新潮文庫)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/08メディア: 文庫 クリック: 43回この商品を含むブログ (46件) を見る社会的弱者である少年達が疫病が蔓延する村に置き去りにされ、そこで村を維持していき、自分たちの中に…
この世は二人組ではできあがらない (新潮文庫)作者: 山崎ナオコーラ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/12/01メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見るさらっと読めるのだけれど、サンテグジュペリの小説のように詩的な言葉でつづら…
紫苑物語 (講談社文芸文庫)作者: 石川淳,立石伯出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/05/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 38回この商品を含むブログ (21件) を見る三作収録されており、どれも時代もの。古語で書かれているので、読みづらかったり意味が…
笛吹川 (講談社文芸文庫)作者: 深沢七郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/05/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (9件) を見る武田信玄〜勝頼の時代の甲斐の国のとある農民一族を描く本小説。戦や身分制度、病気などで人の死…
さよならクリストファー・ロビン作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/04メディア: 単行本 クリック: 23回この商品を含むブログ (31件) を見る谷崎賞受賞作ということで読んでみました。メタ小説というのか、読みやすいけど、暗喩があるよう…
六つの星星―川上未映子対話集 (文春文庫)作者: 川上未映子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/09/04メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (12件) を見る性や生物に関連する話題が中心となる、斎藤環さん、福岡伸一さん、松浦理英子さんとの…
実録・外道の条件 (角川文庫)作者: 町田康,荒木経惟出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/12/24メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (71件) を見る町田さんはかなりのファンですが、なぜか本作品は読まずにいました。今の半エッセ…
夜の踊り子 (初回限定盤)アーティスト: サカナクション出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2012/08/29メディア: CD購入: 2人 クリック: 57回この商品を含むブログ (20件) を見る大サビで曲調で変わるのが最初は不自然さが目立って違和感が…
春琴抄 (新潮文庫)作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1951/02/02メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 115回この商品を含むブログ (188件) を見る著者が春琴伝に記載されている盲目かつ美貌の三味線弾き春琴と師事する佐助の逸話を淡々と語る構…
カンガルー・ノート (新潮文庫)作者: 安部公房出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1995/01/30メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 35回この商品を含むブログ (51件) を見る他人の夢をのぞき見しているような夢小説。自走ベットに乗って夢の場面が転換していくと…
この世のメドレー作者: 町田康出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2012/07/28メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見るどつぼ超然の続編。東京騒然からのシリーズもこれで完結なのだろうか。超然の高みに上り詰めた余が、年下の小…
だいにっほん、おんたこめいわく史作者: 笙野頼子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/08/19メディア: 単行本（ソフトカバー）購入: 6人 クリック: 110回この商品を含むブログ (47件) を見るロリコンが政権をとり、ロリコン文化が本格的に花開いたにっほん…
嵐のピクニック作者: 本谷有希子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/06/29メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (17件) を見る13の短編集が収録されているということで、一つ一つがP10〜15程度で短くさらっと読めます。今までの…
個人的な体験 (新潮文庫 お 9-10)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1981/02/27メディア: ペーパーバック購入: 7人 クリック: 132回この商品を含むブログ (82件) を見る大江さんの小説は、表現が難しく、性的表現がおおっぴらなので、読みやす…
俺俺作者: 星野智幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/06メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 101回この商品を含むブログ (65件) を見る安部公房的な不条理世界。でもそういった面白さだけではなく、前半はネットなど情報に溺れ、繋がりや居場所を過剰に…
おがたQ、という女 (小学館文庫)作者: 藤谷治出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/06/06メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るなんというか形容しづらい話。小さいころから悟ったような性格で、天才肌の容姿端麗の女性の唯我独尊…
ポケットの中のレワニワ (講談社文庫)作者: 伊井直行出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/04/13メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見るあとがきで村上春樹の1Q84と比較してあったから、シャレオツな感じかと思ったらどちらかという…
遠い響き (講談社文庫)作者: 藤谷治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/04/13メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見るお宅族の描き方（お宅に限らず日本人大半にも当てはまりそう）が鋭くて面白く勢いで読まされました。が大どんで…
ほんたにちゃん (本人本 3)作者: 本谷有希子,okama出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2008/03/20メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 75回この商品を含むブログ (44件) を見るおもしろいなー。主人公の思考がダダ漏れで、雰囲気は全然違うけど町田康の小説…
