日本の小説
夏の水の半魚人作者: 前田司郎出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2009/02/27メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (32件) を見る最初のお母さんの話が変わってて面白かったので期待したら、その後子供の話を丁寧に描いている普通の話…
ジョン・レノン対火星人 (講談社文芸文庫)作者: 高橋源一郎,内田樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/04/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 108回この商品を含むブログ (77件) を見る正直難しかった。数年前に読んだ"さよなら、ギャングたち"はリリカ…
神様のいない日本シリーズ (文春文庫)作者: 田中慎弥出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/04/10メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見るゴトーを待ちながら、と、1968年の日本シリーズをシンクさせた後半も盛り上がりがすごかった…
バイ貝作者: 町田康出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2012/03/21メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (14件) を見るエッセイと小説の中間ぐらいの位置づけの少しゆるめな内容。テーマが鬱をお金を使うことで発散する、ということについて。鬱…
男と点と線 (新潮文庫)作者: 山崎ナオコーラ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/02/27メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る"慧眼"、"スカートのすそを踏んであるく歩く女"、"男と点と線"、"物語の完結"あたりが面白かった。それ…
【映画化】完全なる首長竜の日 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)作者: 乾緑郎出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2012/01/13メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (37件) を見るミステリーはあまり好きではないけれど、あとがきを読んでみる…
廃疾かかえて (新潮文庫)作者: 西村賢太出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/04/26メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (15件) を見る相変わらず下衆だなぁ、と思いつつやはり面白い。水戸黄門のような安定感があります。最近は抵…
まずいスープ (新潮文庫)作者: 戌井昭人出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/02/27メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る町田さんの"おっさんは世界の奴隷か"の文庫のあとがきを書かれてて、誰だこの人と調べたらちょうど新刊が出…
切れた鎖 (新潮文庫)作者: 田中慎弥出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/08/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 73回この商品を含むブログ (18件) を見る不意の償い 罪悪感から精神的にどんどん追い込まれ被害妄想や幻覚を見るようになる男の話。どんんど…
ドーン (100周年書き下ろし)作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/07/10メディア: 単行本購入: 33人 クリック: 421回この商品を含むブログ (88件) を見るいろんな観点で読める。ミステリー、SF、家族愛、サスペンスうんぬん。 分人（ディビ…
カソウスキの行方 (講談社文庫)作者: 津村記久子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/01/17メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (14件) を見る津村さんは芥川受賞で気になって、当時文庫になっていた"君は永遠にそいつらより若い"やハードカ…
小さな部屋・明日泣く (講談社文芸文庫)作者: 色川武大出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/01/08メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る好きな作家を見つけると、その人の小説は虱潰しに読みたくなります。収集癖に近いものがある…
百 (新潮文庫)作者: 色川武大出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1990/01/29メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 24回この商品を含むブログ (33件) を見るおもしろい。破たんした家族関係や自分のいびつな形の頭についてなど、著者の性格形成ひいては人生観が築…
楢山節考 (新潮文庫)作者: 深沢七郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1964/08/03メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 83回この商品を含むブログ (106件) を見る車谷長吉さんが著書飆風にて、本書について絶賛していたので読んでみました。そういえば高校時代担…
小説三篇＋講演会の語りが収録。 『密告』という短編では、他の車谷さんの短編とは少し毛色が違い、夏目漱石の『こころ』や太宰治の『駆け込みうったえ』あたりに通じるものがありした。ストレートに心情を連ねる面白さももちろんですが、他作品よりストーリ…
真実真正日記 (講談社文庫)作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/11/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (9件) を見る出張の移動時間暇だったので、数年ぶりに再読。 たまーに、主人公など登場人物の言葉というより…
漂流物 (新潮文庫)作者: 車谷長吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1999/10/28メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (15件) を見るとにもかくにも著者の母親らしき人が、言葉の怖さ恐ろしさを延々と語る抜髪がすごい。小説を読むことすら罪悪感…
「『ジューシー』ってなんですか?」 (集英社文庫)作者: 山崎ナオコーラ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/11/18メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (8件) を見る『ここで消えない会話がある』から改題で文庫化とのこと。 淡々と書かれてお…
離婚 (文春文庫)作者: 色川武大出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/11/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る面白かった。珍しく一日で読み切ってしまった。 何が面白いかと言われると少し言葉に窮するのだけど、奇…
きりこについて (角川文庫)作者: 西加奈子出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2011/10/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (10件) を見る帯にチャットモンチーのえっちゃんが大好きです！と推薦してたら読まないわけにはいか…
すべて真夜中の恋人たち作者: 川上未映子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/13メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 182回この商品を含むブログ (87件) を見る近くのショッピングモールでサイン会があったので購入。とても良い人でお客すべてにお礼と…
長い終わりが始まる (講談社文庫)作者: 山崎ナオコーラ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/14メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (10件) を見る考えてみれば大学のサークルというのは異常な集団で、全国大会出て…みたいな本格的なところ…
暗渠の宿 (新潮文庫)作者: 西村賢太出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/01/28メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 139回この商品を含むブログ (61件) を見る文章が上手いからごくごく読ませられます。 併録の『けがれなき酒のへど』は、読んでいると、女性…
ぬるい毒作者: 本谷有希子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/06メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (24件) を見る面白かった。発売時に買って、でもいつもの本谷さんの作品にあるポップさがなく、 途中で読むのやめてた…
旅のラゴス (新潮文庫)作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/03/01メディア: 文庫購入: 44人 クリック: 360回この商品を含むブログ (131件) を見る正統派ＳＦ小説。旅はもっとも分かりやすい人生のメタファーであり、旅のラゴス、というタイト…
贋世捨人 (文春文庫)作者: 車谷長吉出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (19件) を見る世捨て人になりたいと願うが、所詮覚悟がなく贋世捨て人としてくすぶっているしかない。本人に自覚が…
叫び声 (講談社文芸文庫)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/03/05メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (17件) を見る青春の黒い影とでも言ったらよいのか、難しい。中上健次の19歳の地図やサリンジャーのライ麦とか思い出…
ゴランノスポン作者: 町田康出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/06/29メディア: 単行本 クリック: 27回この商品を含むブログ (21件) を見るまず表紙が素敵。そしてタイトルも。 町田さんの短編は長編とはまた違ったスラップステック的な面白さがあります。…
こちらあみ子作者: 今村夏子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/01/10メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 81回この商品を含むブログ (41件) を見る太宰治賞、三島由紀夫賞のW受賞で評判も良いらしく読んでみました。 まず、表題作こちらあみ子。 障害…
どつぼ超然作者: 町田康出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2010/10/15メディア: 単行本 クリック: 34回この商品を含むブログ (25件) を見る超然としたいから、自分のことを余と呼び出したのには、爆笑した。 確かに言い方一つで、自分が別の人間になったよ…
